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柱を何本も巻き込んで壊し、床もそれなりに1階を見渡せるようになってきた頃には流石に戦い辛くなってきた。
もう止めて!これ以上されたら此処は心霊スポットとしてじゃなくて崩壊の恐れで人が寄り付かなくなる!
あんたもスカイホークとやらを止めなさい!泣き言を言わないで!私だって泣きたいのよ!
「おい、1つ提案がある。」
「何だ?」
喧嘩を止めるんでしょ?そうよね?そうだと言って!
五月蝿い脳内の声を無視して俺は、足場が悪くなったこの場から3階へと移動しようと提案した。
「解った。」
スカイホークも快諾した。ならば
「「とう!」」
ゴガシャアアア!
俺と善治は残り少ない足場で大きく跳躍して天井を突き破る事で3階に移動した。
階段を使えこの野郎!
脳内の声が戯けた事を抜かしやがる。階段を上っている途中で攻撃されたら不利だろうが!
埃が舞う中、俺とスカイホークの戦いは互いに決定打が出せないまま幾つもの柱を砕き、床や壁に穴を空け、互いに喰らわせ合った拳と蹴りによってボロボロになる。
だから何でビルをボロボロにするんだ?もうお願いだから止めてちょうだい!
3階は、戦闘中にまた床などがボロボロになってしまったのでどちらからともなく天井を突き破って今は4階で戦闘をしている。
せっかく移動したのに此処もいずれ足場が無くなりそうだ。
これでは最後は屋上で戦わないといけなくなりそうだ。
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