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もう嫌ああああああ!
脳内に響く耳障りな金切り声を無視して俺は、スカイホークの頭を狙って踵落としを喰らわせようとしたが、奴は腕を頭の上に交差させて受け止めようとしていた。
俺は構わずにその交差させている腕に踵を落とす。
ガゴォオオオ!
交差した腕による防御と踵落しがぶつかり、特攻服の彼方此方からショートをしたのか火花が飛び、煙を上げ始める。
スカイホークも防御の上から無理やり落とされた踵によって顔の上半分を隠しているマスクに大きなヒビを中心に細かいヒビを入れて軽くふらついた。
ゴバン!
今の衝撃で床がまた崩れた。俺は崩壊する床から後方にジャンプする事でその崩壊から逃げる事ができたが、スカイホークは軽い脳震盪でも起こしているのか床の崩壊と共に落ちていく。
ドガガガゴオオオン!
そんな落下音が聞こえたので様子を見るためにスカイホークが落ちた穴を見下ろす。
丁度に戦闘によって脆くなった部分が重なったらしく1階まで落ちていた。
スカイホークの姿が見えているという事は、このままロケットリーゼントで落下の衝撃も加えて攻撃が出来るという事だ。
止めて!出来るかもしれないけど踏みとどまって!
そう考えたら迷いは無く、頭を下にして落下する。
ちったあ迷えよコンチクショー!
「ロケットリーゼント、発進!」
隕石のように落ちる俺に気付いたスカイホークが慌てて防御をしようとするが、それも間に合わずに俺のリーゼントがスカイホークの頭に当たった。
ズゴゴオォオオオオ!
「「グアァアアアアアア!」」
俺とスカイホークを1階で大爆発する。
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