廃ビルより殺意を込めて

24/24
前へ
/246ページ
次へ
万能型装着装置が俺を挟む寸前にある会話が聞こえてきた。 「レディーウルフ、ノーブラで大丈夫だったの?」 「大丈夫だったよ。だが、そう思うのならばプロトルーパーが試作兵器を装着してる最中に寄越せと言うな!」 レディーウルフ、ノーブラで千里と戦っていたのか? 本当に申し訳ないし、これ以上ない良い上司にめぐり合えたなと心底思う。 装着装置に挟まれて視界が闇に閉ざされながらどうやったら恩を返せるのかを考えたが、直接本人に聞いた方が早いと言う結論になった。
/246ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35463人が本棚に入れています
本棚に追加