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お替りしたカレーも全部食べると同時に命も1杯目を食べ終えたようだ。
俺は、ご馳走様と言ってから流しにカレー皿を持っていくついでに命の分のお替りを持ってこようと考えた。
「ご馳走様でした。」
「お粗末さまでした。」
「では、命の分のお替りを俺が持ってきます。」
そう言って俺は命のカレー皿に手を伸ばそうとしたが、
「私は、これでご馳走様だ。」
と言われて止まってしまった。
「えっと、ダイエットですか?」
「違う。」
思わず聞いた質問にもアッサリと否定されてしまった。
そして俺が驚いている間に命と俺の前にあったカレー皿とスプーンを取って台所に向かってしまった。
命は、流しに洗い物を置いてから冷蔵庫を開いて市販のプリンを2つとスプーンを持って戻ってくる。
俺の前に1個置いて自身の前にも1個置いた。
「デザートだ。これを食べるためにお替りしなかった。」
「なるほど、ありがとうございます。」
そう言ってからプリンに手を伸ばそうとしたが、命に質問されたので引っ込める。その質問内容を最初は良く理解できなかった。
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