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「他に何か気になるところとかありますかっしょ?」
時間的に最後の質問になりそうだ。
う~ん、と下唇に指を当て考える先生。
それから、上目遣いでチラ見してきて、すぐに視線を外された。
先生が何度か同じ行動を繰り返したのち、俺はようやく気付いた。
「話しにくいことですかっしょ」
「あっ、い、いえ……」
図星らしい。
というわけで俺は悲しそうな表情を作ることにした。
「ふみぃ!! わ、分かりました、話します!! だから、そんな泣きそうにならないでください!!」
そして釣られる二三一先生。
最初から話せよな。
「ふみぃ。気になると言いますか、仲がいいな、と思うのですよ。波照間君と瀬能さんはいつ見ても一緒ですからね」
「えぇーと……、それはべったりってレベルですかっしょ?」
「ああ、はい。そうですね!! いちゃいちゃべたべたです。まるで青田ちゃんと茜さんのようですよ!!」
最後の方で、先生は何故か不機嫌になっていた。
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