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やや不安定な梯子を上り、段ボールを確認する。 『鉛筆』…… 『化粧品』……   『アクセサリー』 「あったよぉ!!」 「ビンゴだっしょ!!」 お目当ての物を見付けるや、二人同時に飛び上がった。 息ぴったり。俺は苦笑した。 「さぁて、まだ喜ぶには早いっしょ。アクセサリーの箱だけでも何個もあるからなっしょ」 とは言ったものの、自身の高揚感は収まりそうもない。 当初、途方もない作業を覚悟していただけにあっさりと事が進むのはやはり嬉しい。 阿呆みたいに浮き浮きしながら一つ目の箱を取り出し、中を覗こうと、した     したのだが   突如異変が訪れる!! 俺は段ボールを手放して、足場ギリギリの所から一階を見下ろす。 な……、な……、と、扉が!! 金庫の扉が閉まっていく!!
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