神々の浮き世

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ゼウスが話すだけでヒトがどよめく (どうやら、私は眠りに就く前は偉大な者だったらしい。) ゼウスは自分の存在について少しずつ、思い出していた。 自分が下界に残してきた“発明品”の事も――。 「ゼウス…。私の事も覚えていますか?」 ポセイドンの横に立って居た老婆が聞いてくる。 若い頃は美人であった事が伺える。
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