神々の浮き世

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ゼウスはとっさにそう言っていた。 「ああ。ゼウスが良いのなら良いのだが……。」 ポセイドンが気に喰わないと云う顔で元の場所に戻る そんな事よりもゼウスは気になる事があった。 (あの若者が言っていた「ヘラ」と言う名前…老婆のものらしいが――。何か思い出せそうな…。) ゼウスが老婆について更に思い出そうとしたその時…… 「ぐっ…。」 ゼウスの頭を激しい痛みが襲った。 「ゼウス――!」 周りの者が心配する中、ゼウスは意識が遠のいて行くのを感じた…。
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