第二話

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再び、一番隊隊舎。 1人、2人と各隊の隊長が集まってくるのを、夜一は眺めていた。 「お?四楓院じゃないか」 白い長髪の優男が、夜一の元へ歩み寄ってくる。 「おお浮竹、身体の調子は良いのか?」 十三番隊隊長、浮竹十四郎だ。 「ああ、万全ではないが、動き回るだけの体力はあるぞ。 それより、久しぶりじゃないか、こっちへ来るのは」 「なに、すぐに解る、楽しみは後にとっておけ」 浮竹が首を傾げる様を見て、夜一はクスクスと笑う。 浮竹に次いで、市丸も隊舎へ入ってくる。 「あら、まだこんだけなん?まあさっき召集かかったばかりやし、こんなもんか」 現在集まっているのは、元柳斎、空鶴、浮竹、市丸。 その他に四、六番隊の隊長が集まり、じっと隊長が揃うのを待っていた。 夜一は、空鶴の元へ歩いていく。 「さて、更木と涅の奴は来るかのう?」 「あ?来ると思うぞ、最近は定例にも毎回参列してるしな」 「ほう?何か心境の変化でも合ったのか」 「俺が知るかよ」 何気ない会話をしていると、京楽と垣沼、二、七番隊の隊長も室内へ入ってくる。 それから10分程遅れて、十~十二番隊の隊長も到着した。 「……皆、揃ったようじゃな」 夜一が小さく呟いた時、元柳斎が杖でカンと音を鳴らした。
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