第二話

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次々と告げられる事実に、隊長達は驚きの連続を隠せない。 「…そうか…平子君達に隊長就任の話を持ってった時には…」 1人冷静に、京楽は振る舞う。 「ああ、既に俺が浦原と夜一を通して交渉を始めていた」 傘を深く被った京楽の表情には、小さな笑みが見えた。 「現世に在住している仮面の軍勢8名、その他に俺、雛森、そしてそこにいる夜一が1つずつ隊を持つ」 誰よりも早く、砕蜂が部屋の隅に立っている夜一を見た。 「夜一様が…?」 「ああ、現世でダラダラと隠居しておるのも暇で仕方ないからの、暫くこちらに滞在する事にした」 砕蜂は夜一から目線を外し、また空鶴を見た。 「1人足りんようだが…その空席はどうするんだネ?君が2つ受け持つのか?」 人間離れした長い爪、白い肌、そして妖怪地味た仮面を被った隊長、涅マユリが言う。 「ああ、言い忘れてたな、残った1つには、握菱鉄裁が入る事になってる」 「フン、用意周到で何よりだネ」 涅は目を伏せ、もう興味は無いというような表情を見せた。 再び、元柳斎が杖を鳴らす。 「さて、詳しい事は後に志波隊長より文書が送付される。 問題が無いという訳ではないが、充分な利益は見込める物と判断し、ここに郛外区総霊域警護隊、流警隊の設立を認可する!!」 その後すぐに隊長達は解散、夜一は握菱達の引越手伝いという事で、一度現世に帰っていった。 五動隊が尸魂界に進軍する、3日前の出来事である。
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