プロローグ

3/15
前へ
/15ページ
次へ
彼は学園の女子からとてつもなく信頼されている。なにもイケメンだからというわけではないのだが、すべての女子が彼を嫌うことはありえないだろう。 その理由のひとつに、彼はすべての女子に平等に接する。分け隔てなくだ。顔が可愛い子に優しくし、あわよくば仲良くなって一緒に遊びたいなどと思うのは当たり前のことだ。しかし彼はそうじゃない。 彼は顔や性格、友人が多かろうが少なかろうが誰でも平等なのだ。 だから女子たちは安心して話すことのできる、唯一の紳士的な男と認識している。
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加