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――ドクン!!
「うっ!?」
点滅していた光が見えない速さで体の中に侵入してきて走馬灯のように何かが頭の中に流れ込んでくる。
意味の判らない知識や、何かの紋様、誰かの記憶らしきものが流れてくる
「うっ、うわぁ!!」
俺はいきなりの事に驚いて席を立ってしまった。
同時に椅子も一緒に倒れて周りが静かになる。
「い、いきなりどうしたんですか御守くん?」
前で教師が驚いた表情で俺を見つめる。
教師はまだ若く、美人と有名な川井沙耶だ。
そんな見つめられると照れる…
「どうした?怖い夢でも見たのか?」
すると、前にいた男子がからかってきて、それに釣られてみんな笑い出し始めた。
「はっ?ちげ~よ!!?…ちっ!」
俺は反抗するが、虚しいため舌打ちして椅子を直し、席についた。
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