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「相変わらず寂しい部屋だな~」
拓真は部屋に入ってすぐに居間に向かい、部屋を見渡す。
そこは必要最低限の物しか置いてなかった
「部屋に入って第一声がそれかよ…
まぁ、お前と違って整理整頓、キチンとしてるからな」
俺は呆れながらため息をつく。
「く…確かに…だが!俺はお前よりモテるぞ!」
「はい、それは部屋とは関係ない。ほら、無駄話はいいから学校遅れるぞ」
そう言って拓真を部屋から追い出す。
一度ため息をつくと、鞄を持って靴に履き替え、部屋からでて鍵を閉める。
先に追い出した拓真は其処には居らず、少し先の道路を機嫌良さそうに歩いていた。
朝飯は昼飯と一緒に後で買うか…
そんなことを考えながら、俺は拓真の後を追う。
拓真に追い付くと、近くのコンビニに寄り、朝飯とついでに昼食を買っていく
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