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リナ
「着いたわ、ここが中心の国、フェルミナよ。」
ハヤト
「ここが…フェルミナ…って、中が見えないから感動も何も無いな。」
ちなみに、今居るのは15m位ある巨大な門の前である。
扉は閉じている為、中の様子は一切見えない。
リナ
「アハハ…そうね、まぁいいわ入りましょう。」
リナはそう言って門番に話しかけた。
リナ
「ギルド"竜の翼<ドラゴンウイング>"のリナ・エンターです。
クエストを完遂したので、帰還しました。」
門番
「了解しました、それではお通り下さい。
それと、そちらの男性は…」
リナ
「彼は私の客人です、彼もお通し下さい。」
門番
「わかりました、それではどうぞ。」
門番はそう言って巨大な門…ではなく、下の方にあった普通の大きさの扉を開いた。
ハヤト
「って、そっちかよ!
てっきりでっかい門を開くのかと思ったわ!」
リナ
「たった二人にあれを開けるわけ無いでしょ?」
リナは呆れたように溜め息を吐いた。
ハヤト
「わかってたけどよ…」
とりあえず扉をくぐり街並みを見ると、そこはどこからどうみてもRPG丸出しの中世ヨーロッパだった。
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