━違和感と恋心━

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リビングに戻るとソファーに座り、箱をテーブルの上に置いた。 「………」 開けるか、と思うと、丁寧に紐をほどき、箱を開けた。 やっぱり箱の中にはヒナチョコボが入っていた。 元気よく鳴き声をあげ、箱から出るとちょこまかと跳び跳ねている。 ライトニングは箱の中に入っている紙を見つけると、取り出してそれを読んだ。 紙には念入りに育て方などが書かれていた。 最後の行にはP.S.と書かれ、「絶対に大切に育ててくれよ!死なせたりしたら許さないからな」と書かれていた ライトニングはその文を読むと、ハァ、と溜め息をついた。 「動物ぐらい大切にするさ」 そう呟くと箱の下に蓋を重ね、その中にヒナチョコボを戻した。
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