━違和感と恋心━

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「人懐っこいチョコボだな」 店などで言われてる通り、ヒナチョコボは本当に人になつきやすい動物だったようだ。 ライトニングは微笑みながら、ヒナチョコボの頭を軽く撫でる。 ヒナチョコボは気持ち良さそうにしている。 久しぶりだ。 動物とふれあったのは。 「クェー! クェ」 ヒナチョコボは何を思ったのか、いきなり羽根を広げ鳴くと、羽根を羽ばたかさせて飛び上がった。 そしてヒナチョコボは、そのままホープがいるキッチンの方へ向かってしまった。 「おい待て! そっちは危ないぞ!」 ライトニングは止めようとしたが、ヒナチョコボは見向きもせずにキッチンへ向う。 「ライトさん何か言いま、うわぁっ!」 「クェェッー!」 ライトニングの声を聞き、作業を止めてリビングに来ようとしたホープが、キッチンに入ろうとしたヒナチョコボとぶつかった。 ぶつかったヒナチョコボは少しよろけたが、なんとか体勢を立て直し落下を免れた。
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