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「なんでチョコボがいるんですか!?」
ホープは驚きの余りつい大きな声で聞いてしまった。
「さっきサッズからもらった。飼ってたチョコボがヒナを産んだらしい」
ホープは手の平にヒナチョコボを乗っけると、ライトニングから見て斜め前に位置するソファーに座った。
そして手の平のヒナチョコボを眺める。
「そうなんですか。じゃあこれからは僕達が親なんですね」
「そうだな」
「親か~。なんか良いですね。二人で何かを育てるなんて」
ホープは手のひらの上にいるヒナチョコボを片方の手で撫で、ニッコリと笑いながら言った。
ライトニングはホープの笑顔を見ると、おもわず笑みを浮かべてしまった。
ライトニングはホープの笑った顔が好きだった。
もちろん、妹のセラの笑顔も好きだ。
だがホープの笑顔と、セラの笑顔を好きと思う気持ちは、少し違っていた。
どう違うかは、ライトニング自身もよくわからなかった。
なんとなく違う。そう感じているだけだった。
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