━違和感と恋心━

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テーブルに夕飯を並べ終えると、ライトニングとホープはそれぞれの場所に座った。 ヒナチョコボはテーブルの下に移動させた。 ライトニングは前に並べられている夕飯を見る。 見た目はなかなかのできばえだった。あとは味だ。 「じゃあ食べますか。いただきます」 「いただきます」 挨拶をすると、まずは汁物を飲んでみた。 意外に味も良かった。 ライトニングは味の良さに少し驚きながらも、他の料理を食べた。 「味、どう…ですか?」 「ん?…あぁ、美味しいぞ」 「本当ですか!? 良かった~!」 ホープは嬉しそうに笑って言った。 「どこで料理の作り方を習ったんだ?」 「あれっ聞いてないですか? セラさんですよ。週に何日か、セラさんのところで料理を教えてもらってるんです」 ライトニングは聞いてないぞ、と心の内で言った。
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