━違和感と恋心━

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それがもし本当なら特に問題は無いが、あいつは私がいない間に色んな事をしているんだな。 セラに料理を教えてもらったり、スノウと訓練をしたり。 サッズとも何かしているんだろうか。 まぁいい。 今はホープを信じよう。 あいつならやってくれる。 何だかまるで三年前みたいだ。 あの時のホープは本当に良くやってくれた。 何度か失敗はしたけれど、その分良いこともやってくれた。 「ふっ…」 ライトニングは軽く笑った。 そして沢山の水滴が張り巡らされている天井を見上げる。 何だかホープの事を考えると、楽しい気持ちがする。 何故だろう。 ホープを自然と弟だと思っているからか。 いや、少し違う。 好きな人を思うときに感じるような…。 いや、そっちの方がもっと違う。 …でも……。 …逆上せて来た。 もう出よう。 ライトニングは湯船から出ると少し冷ためのシャワーで体を流し、そして浴室から出た。
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