━違和感と恋心━

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確かにファルシに飼われていたコクーン市民にとって、ファルシがいない今は正直苦痛だ。 三年前は食料も全てファルシが作り出していた。 今となっては自分達で畑を作り、羊を捕まえ、食べれそうな魚を獲ったりしている。 羊や魚はバリアの外に出て取るため、軍が代わりに取りに行っていた。 しかし初めの頃は、パルスの知識が無いコクーン市民は何が食べられるのか何を食べていけないのかがわからなかった。 そのため、軍が毒味をしたりして命がけで食料を探していた。 それを危険と思ったライトニング達は、ファングとヴァニラから教えてもらった事を軍に教えた。 最初は不審がって信じてくれなかったが、それに頭を切らしたスノウが強引に様々な食べられる食材を食べさせたことにより、信じてくれるようになった。 少し強引だったが、それによって軍が沢山の食材を安全に見付けられるようになった。
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