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「…………」
かける言葉が見つからない。
あるにはあるのだが、それはもっとホープにダメージを与えるだろう。
「…ライトさん。僕の事、どんな存在だと思って接していますか?」
さっきとは違い真剣な口調で、まさかそんなことを聞かれるとは思っていなかったことを聞かれた。
因みにまだ抱きつかれたままだ。
「どうしてそんなことを聞くんだ」
「答えてください」
小さな声で、しかしどこか強い口調で言われ、ライトニングは戸惑う。
ライトニングは悩んだ末、事実を言った。
「……弟のような存在」
ライトニングの言葉を聞いたホープは黙り込む。
チラッとホープの顔を見たが、唇を噛み締めていた。
またまずいことを言ってしまったか。
しかし、弟のような存在だと思っているのは事実だ。
歳の差からして弟としか思えないのだ。
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