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「軍からは許可とかもらってたっけ？」
「まだ。許可も貰ってないし、花火の作り方もわかってなんだよなー。打ち上げるのはできそうなんだけど、色を付けるのがな…」
打ち上げるのは銃弾の火薬や自然のものを使えば大丈夫だと予想している。
だがその打ち上げたものに色を付けるのは、どれをどうすれば良いのかわからない。
マーキー達が頑張って作り方を研究しているが、完成するのには当分時間が掛かりそうだ。
こんなに花火の作り方で悩んでいるのは、やはりファルシのご加護を受けていたからか。
「そうなんだ…。難しいね。でも計画立てたばっかなんだし、きっとできるよ」
「そうだな。三年が経つ日までには完成できるよう頑張るよ」
「うん」
そんな会話をしながら二人はセラが作った昼食を食べた。
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