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「花火をやるって一番最初に言い出したのは誰だったかしら」
「スノウさんっす」
「そんなお方が遅れるなんて…」
「…本当にすまなかった。許してくれよ…」
スノウは次々と放たれる嫌みに、手を顔の前で合わせると目を片方瞑りながら謝った。
「それじゃ、メンバーも揃ったし早速話し合うぞ」
ガドーはスノウを許したのか、それともただスルーしたのかはわからないが、早速話題を切り出す。
「誰か色付けの仕方は見つけた?」
レブロが他の四人の顔を見て質問する。
「俺はまだっす」
「俺も」
「実は俺もまだだ」
マーキー、ユージュ、ガドーが渋い顔をしながら言う。
「そう…。…あんたは?」
「すまん。俺もまだ」
スノウも渋い顔をしながら言う。
五人はそろってため息を着いた。
レブロも見付けていないようだ。
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