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「俺さ、花火に色が付くのは何かが燃えるからだと思うんだ」
と、いきなりスノウは腕を組みながら真剣な顔で言う。
「そんなこと皆知ってるわよ」
レブロが足を組みながら冷めた口調で言った。
周りの三人も頷く。
「ならさ、片っ端から色んな物を燃やしてみれば良いんじゃねぇかな、と」
「というと?」
ユージュが頭の後ろで手を組みながら言う。
「じゃーん! ホープと一緒に採ってきた実験材料だ! これを燃やしてみようぜ」
スノウは鉱物等が小分けして入っている袋をテーブルの上に置いた。
マーキーは袋の中から小分けされた袋を取り出していく。
中からは銅や塩、見たこともない白っぽい透明な鉱物や青っぽい透明な鉱物が出てきた。
ガドー達はそれらを手に取って見る。
「本当にこれを燃やしたら色が出るんすか?」
マーキーが白っぽい透明な鉱物をまじまじと見ながら言った。
「それは燃やしてみないとわからねぇよ」
「なら、早速やってみようぜ」
そうガドーが言うと、五人は行動を開始した。
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