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数十分後。
大きめの袋と道具を持ってマーキーとユージュが戻ってきた。
それと同時に、五人は野生のチョコボに乗ってスノウを先頭に、材料採取の旅を始めた。
五人は銅が採取できる場所から始め、頑張れば金でも見つけられそうな鉱山地帯、そして海へ移動していった。
銅は難なく集めることができた。
鉱山地帯でも白っぽい透明な石と青っぽい透明な石がそれぞれ密集しているポイントを見付けたため、難なく大量に集めることができた。
海では海岸から塩の結晶を発見したが、あまり量が取れなかったため、街で海水を蒸発して塩を作り出している所から少し分けてもらうことにした。
そして材料採取が終わった頃には日が暮れ始めており、空が少し赤色になっていた。
一通り集め終わった五人は、材料が入った重たい袋だけをチョコボに乗せて、徒歩で街へ向かっている。
チョコボは人間よりも遥かに重たい荷物を背中に乗せているからか、少しキツそうだ。
塩は比較的軽いのでスノウが持っている。
「結構取れたな。これは粉末にするのが大変そうだ」
そう言ったのはユージュだ。
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