━計画━

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「俺は遠慮しとく」 「私も遠慮しとくわ。できれば、アクセサリじゃなくてインテリアが良いわね」 レブロは手に持っていた天青石を、傍らのチョコボの背中にある袋へ戻しながら言った。 「インテリアなら俺も欲しいな。セラも喜ぶと思うし」 「そうっすか…じゃあレブロさんとスノウさんにはインテリア、ユージュさんにはアクセサリっすね」 マーキーはお揃いにする事を断られ少し落ち込んだが、すぐに立ち直って言った。 それからも五人は他愛もない会話をしながら街へ帰っていった。 途中、魔物が近付いてきて危うかったが何とか走って避けた。 「今日の夜から作業始めるのか?」 もうすぐ街に着く所でスノウがふと聞いた。 「いや、明日の朝からやる。玉の作り方とか打ち上げ方とかはもう大体わかってるんだよな?」 「はい。打ち上げる道具も完成してるし、後は組み立てて試し打ちをしてみるだけっす」 マーキーがそう言っている間に街へ到着した。 五人はチョコボの背中から重たい袋を下ろす。 女性には到底持てない重さのため、スノウはレブロに塩の袋を渡し、代わりに重たい袋を持った。 チョコボは役割を終えると、それぞれ好きな方向へ解散していった。
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