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「ほら解散! 夕飯だ夕飯!」
スノウが区切りを作るように手を二回叩きながら言った。
それを聞いた四人はスノウに「じゃあなー」などと言いながらレブロの店、もとい家へ歩いていった。
ガドー、マーキー、ユージュはいつもレブロの家で食事を摂っている。
一人別れたスノウはセラが待つ自宅へ向かって歩いた。
と、目の前からアフロ頭の親子が歩いてきた。
「おお、スノウじゃねぇか! 元気にしてたか?」
サッズはスノウに気付くと、片手を上げながらこちらへ近付いてきた。
ドッジもサッズに付いてこちらへ近付いてくる。
「サッズ! もちろん元気だぜ。そっちも相変わらず元気そうだな」
スノウは数日振りに会ったサッズにそう言うと、隣にいるドッジに「また大きくなったかー?」などと言って頭を撫でた。
「おう。セラも元気にしてるか? 泣かせたりしてないだろうな」
サッズは冗談染みた笑顔を見せながら言った。
「まさか。毎日幸せに暮らしてるよ」
そうスノウが言うと、サッズは「妬けるねー!」と言ってスノウの肩をバシバシ叩いた。
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