━計画━

19/26

28人が本棚に入れています
本棚に追加
/72ページ
「ほら解散! 夕飯だ夕飯!」 スノウが区切りを作るように手を二回叩きながら言った。 それを聞いた四人はスノウに「じゃあなー」などと言いながらレブロの店、もとい家へ歩いていった。 ガドー、マーキー、ユージュはいつもレブロの家で食事を摂っている。 一人別れたスノウはセラが待つ自宅へ向かって歩いた。 と、目の前からアフロ頭の親子が歩いてきた。 「おお、スノウじゃねぇか! 元気にしてたか?」 サッズはスノウに気付くと、片手を上げながらこちらへ近付いてきた。 ドッジもサッズに付いてこちらへ近付いてくる。 「サッズ! もちろん元気だぜ。そっちも相変わらず元気そうだな」 スノウは数日振りに会ったサッズにそう言うと、隣にいるドッジに「また大きくなったかー?」などと言って頭を撫でた。 「おう。セラも元気にしてるか? 泣かせたりしてないだろうな」 サッズは冗談染みた笑顔を見せながら言った。 「まさか。毎日幸せに暮らしてるよ」 そうスノウが言うと、サッズは「妬けるねー!」と言ってスノウの肩をバシバシ叩いた。
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加