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「あっ、そうだ。明日暇か?」
スノウは叩かれ笑っていたが、ふと思い出したように言った。
「暇だが、なんかあるのか?」
「朝からガドー達と作業するんだけどさ、人手が足りないんだよ。よかったら手伝ってくれねぇかな」
スノウは後頭部に片手を当て、頼む、というような顔をしながら言った。
「あぁ良いぞ。ドッジを学校に行かせてからになるが」
「本当か!? ありがとう! じゃあ明日の朝、レブロの店に集合な」
スノウは歓喜の表情をして、背後のレブロの店がある方向へ親指を指して言った。
「何か準備しとく物とかあるか?」
「そうだな…。軍手だけで十分だと思うぞ。他はこっちで用意しとくし」
作業着とマスク、ゴーグルはマーキーが用意してくれるはずだ。
「わかった。作業内容は明日になってからのお楽しみか? まぁ、それも良いか。じゃ、これからレブロの店に飯食いに行くから、また明日な」
そう笑いながら言うとサッズはドッジを連れてレブロの店へ歩いていった。
「おう」
スノウはサッズの背中に向けて手を振り言うと、家の方向へ歩き出した。
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