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スノウはその言葉に満面の笑みを浮かべ、両手の拳を握りながら、
「おう! その方が皆も喜ぶと思う。よっしゃー! セラの弁当のおかげでますますやる気が出てきたぜ!」
「ふふっ。なら、私はお弁当を持ってついていくだけで良いかな?」
「えぇっ!? セラも手伝ってくれよー…」
冗談だよ、とセラは笑いながら言うと、気の抜けたような顔だったスノウも自然と笑みを浮かべた。
「お姉ちゃん達にはもう頼んだの?」
「サッズには頼んだ。義姉さんとホープにも頼もうと思ってるんだけど、義姉さん仕事かな?」
数日前にホープから、軍で風邪が流行してしまい、ライトニングの休みが全く無いという話を聞いた。
今も休みを貰えていないのだろうか。
というか、軍で風邪が流行するなんて事があって良いのか。
「どうなんだろ? 今日の昼ホープに聞いてみたら、多分明日も仕事だって言ってたけど…。明日の朝聞いてみるね」
わかった、とスノウは返事をすると、夕飯を口に入れた。
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