━計画━

24/26

28人が本棚に入れています
本棚に追加
/72ページ
  ライトニングとホープがもし手伝ってくれれば、作業人数は合わせて9人となる。 9人もいればすぐに作業は終わるだろう、と食事を終えたスノウはソファーに座ってくつろぎながら思った。 だがしかし、肝心なのはその9人をどのようにして3つの班に分けるか。 当日に皆と話し合いをして決めるのも良いのだが、やはりここはリーダーがビシッと決めたいところだ。 銅を粉末状にするのには機械を使うため、マーキーは欠かせないだろう。 それに、機械を使うならそんなに人数はいらないと思うので、後1人を加えて合わせて2人で作業をさせた方が良い。 そうなると、重晶石(白っぽい透明な石)と天青石(青っぽい透明な石)にはそれぞれ4人か3人に分けることができる。 どうすっかなー、とスノウが腕を組み真剣な顔で考えていると、真横からスッと目の前に顔が飛び込んできた。 「おわっ!?」 「びっくりした?」 セラはしてやったり、というような表情で笑いながら言った。 まさかそんなことをされるなんて思ってもいなかったスノウは、本気でびっくりした。
/72ページ

最初のコメントを投稿しよう!

28人が本棚に入れています
本棚に追加