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ライトニングとホープがもし手伝ってくれれば、作業人数は合わせて9人となる。
9人もいればすぐに作業は終わるだろう、と食事を終えたスノウはソファーに座ってくつろぎながら思った。
だがしかし、肝心なのはその9人をどのようにして3つの班に分けるか。
当日に皆と話し合いをして決めるのも良いのだが、やはりここはリーダーがビシッと決めたいところだ。
銅を粉末状にするのには機械を使うため、マーキーは欠かせないだろう。
それに、機械を使うならそんなに人数はいらないと思うので、後1人を加えて合わせて2人で作業をさせた方が良い。
そうなると、重晶石(白っぽい透明な石)と天青石(青っぽい透明な石)にはそれぞれ4人か3人に分けることができる。
どうすっかなー、とスノウが腕を組み真剣な顔で考えていると、真横からスッと目の前に顔が飛び込んできた。
「おわっ!?」
「びっくりした?」
セラはしてやったり、というような表情で笑いながら言った。
まさかそんなことをされるなんて思ってもいなかったスノウは、本気でびっくりした。
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