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「…んぁー、あ、おはよ…」
上半身裸の男が俺の叫び声で目が覚めたようだ。
俺は状況の把握が出来ない。
おはよって何だよ!!意味がわかんねぇよ!!つか他人じゃんかよ!
そんなことより、
「お前誰だよ!!」
「んー…学校遅れるが、いいのか?」
「はあ?何言ってんだ?時間なんてまだ余裕…」
じゃなかった。
「遅れるぅうう!!」
俺は目の前にいる男をそのままに、ここから15分かかる大学へ向かった。
「いってらっしゃーい」
男はダッシュする俺の背に暢気に手を振って見送っていたが、俺はそんなのに構ってる暇がなかった。
こうして物語は始まったのである。
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