第2章

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レノ『これはなんだ!』 レノとフラウが村人に気付く。 レノ『どうして血まみれなんだ!昨日俺達がブランゴを討伐してきたろ!』 フラウ『酷い…』 村長は村人の傷を手当てしながら言う。 村長『これはブランゴやドドブランゴの仕業じゃないんだよ』 レノ『それじゃあ、どいつがこんなことを…』 村長『おそらく、ティガレックスだ。聞いたことないだろう』 レノ『ティガレックス…』 フラウ『私は聞いたこと無いわ』 シン『実を言うと僕も』 村長『雪山、砂漠を中心とした肉食竜でな。飛竜の原点とも言われている。ブランゴに似て四肢を持ち、かなりのスピードで襲いかかる。これまでしか分からない』 村人『……あいつは雪山に突然現れた…。そしていきなり襲われたんだ…。必死に逃げたがこの様だ』 レノ『喋るな。傷が開く』 村人『あいつは危険だ!決して行ってはならない!』 最後の言葉を喋ると、傷が開いたのだろうか。先程より大量の血が溢れ、気を失った。 シン『村長さん!』 村長『大丈夫。こやつは気を失っただけだ』 村長は何かを言っているかのように村人の目をゆっくり閉じた。
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