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レノ『これはなんだ!』
レノとフラウが村人に気付く。
レノ『どうして血まみれなんだ!昨日俺達がブランゴを討伐してきたろ!』
フラウ『酷い…』
村長は村人の傷を手当てしながら言う。
村長『これはブランゴやドドブランゴの仕業じゃないんだよ』
レノ『それじゃあ、どいつがこんなことを…』
村長『おそらく、ティガレックスだ。聞いたことないだろう』
レノ『ティガレックス…』
フラウ『私は聞いたこと無いわ』
シン『実を言うと僕も』
村長『雪山、砂漠を中心とした肉食竜でな。飛竜の原点とも言われている。ブランゴに似て四肢を持ち、かなりのスピードで襲いかかる。これまでしか分からない』
村人『……あいつは雪山に突然現れた…。そしていきなり襲われたんだ…。必死に逃げたがこの様だ』
レノ『喋るな。傷が開く』
村人『あいつは危険だ!決して行ってはならない!』
最後の言葉を喋ると、傷が開いたのだろうか。先程より大量の血が溢れ、気を失った。
シン『村長さん!』
村長『大丈夫。こやつは気を失っただけだ』
村長は何かを言っているかのように村人の目をゆっくり閉じた。
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