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ここで俺は今更ながら、一つの疑問を感じた。
「そういえば、密は三九郎に襲撃されて起きたんだよな?」
「……そうだよ、……ホント最悪の目覚めだったよ。」
睦月三九郎(ムツキサンクロウ)。背丈は俺とほぼ同じくらいで目は垂れ目、見た目は悪くないのだが性格に難アリな俺達の幼なじみだ。因みに今更だが、俺の容姿に関して言えば中の中、髪はワックスでツンツンに立てている。
「それはご愁傷様。で、当の本人は何してんだよ?」
「……脳天に踵落しキメたから、……しばらく起きないんじゃないかな?」
「ハハハ……」
「まぁ、自業自得だな。」
特に密に対しては、その性格がハンパなく出るため密本人はかなり迷惑している。
「……!」
「どうした密?」
「……何か……悪寒が。」
そして、その悪寒は現実のモノになった。
「……来る!」
「ヒ~ソ~カ~!」
「……寄るな!」
ゲシッ
「ありがとうございます!!」
「「…………」」
……さて、状況を説明しよう。さっき密が感じた悪寒は現実になり、さっきから噂になっていた三九郎が後ろから密に抱き着こうと駆け寄って来る。
↓
しかし、いち早く察知した密が三九郎に回し蹴りをくらわせる。
↓
そして、三九郎の悪い性格……ドM根性が発生、三九郎大喜び。
という感じになった。
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