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「もぅ~、密ったら冬至朗達の前だから恥ずかしいのね~、このテ・レ・屋・さ~ん。」
「……キモい、ウザイ、寄るな、触るな。……そのキモいオネエ口調と性癖がうつる。」
これこそが三九郎の難アリな性格、本来はドMな面が前面に出ているがその本性はオネエ口調で喋るバイセクシャル…つまり両性愛者なのである。(ただ、今は密一筋らしく、この事を知らない人が見ると腐女子の大好物BL的な絵にしか見えないという。)
「もぅ密ったら、ツンデレなんだから~。」
ダメだ、これ以上のこいつらの会話は不毛な上に遅刻の原因になる。
「小雪、密、三九郎、急げ遅刻するぞ!」
「え、ちょっと待ってよ冬く~ん!?」
「密~、腕組んで行きましょ~。」
「……寄るな、触れるな、……俺に触ったら滅ぼすから。」
「じゃあ触るから滅ぼして~。」
「ヒッ!……冬至朗助けて。」
「三九郎!遅刻したらお前ボコすからな!」
ったく、初日から災難だよチクショウ。アイツらもうついてるよな~。連絡だけ入れとくか。
そんなことを考えながら、俺は走りながら信頼出来る友人にメールを送るのだった。
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