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あたしは、光の筋をゆまと泳いで行った。ゆまは、私はこの先はいけないからと言ってあたしにてをふった。
・・・・・・ 真里菜・・・真里菜・・・みんなの声が聞こえてくる。きずくとジャージをぬいでいてサリンジャージは洗面器の水に漬けてあった。どうやらあと、3分遅かったら私は死んでいたらしい。助かった。あの時ゆまが導いてくれなかったらと思うとゾッとする。
横で りょうが泣いている。
「俺・・・・・・どうかしてた。俺、母ちゃんから言われてて絶対リレー選手になれよって言われてたんだ。だから・・・リレー選手をゆまに取られて、とても悔しかった。
みんなにも「あれ、わざと外したんでしょ」とか言われて・・・そしたら恥ずかしさと悔しさとなんか憎さまで込み上げてきて・・・
殺すことになっちゃったんだよ―――――!!!!!
りょうの声が遠く、遠く、鳴り響いた。
草木がざわざわと揺れた
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