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「先生」
「先生」
達也は重いまぶたを開ける.
まぶたを開けると目の前に、マリカが立っていた.「先生、もし私が先生より先に死んだらね」
マリカがおもむろに話しだす.
「"あの場所"で待ってるから」
「マリカあの場所って何処だ俺今から会いに行く」
「そのうちわかるよ」
「おい!!マリカ」
マリカは、達也の唇に優しく唇を重ねると.
白いモヤの中に消えて行った.
「マリカ...」
ふとした瞬間達也はマリカが療養していた病室にいた.
達也はまたマリカの残像を見たのだった.
最近、マリカの残像が現れては直ぐに消えてしまう.
マリカの残像を見ては昔の楽しい時間を思い出していた.
でも、今まで見てきたマリカの残像とは明らかに違っていた.
それと、マリカが言った
"あの場所"
とは何だったんだろうか.
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