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達也は浮かない顔をして始発電車に搭乗した.
始発電車にはまばらだか人が乗っていた.
達也は窓側の席に深く座り込んだ.
「マリカ…今から会いに行く」
そう言い捨てると眠りについた.
達也は心身共にもうボロボロまるで今にも壊れそうな積木の城.
目をつぶるとマリカが悲しみに狩られている
姿が目の前に浮かんだ.
「マリカ今すぐ迎えに行くからな」
達也は力いっぱいマリカを抱き締めようと手を伸ばしたが.
手はマリカに届く気配は無くマリカは暗闇の中に消えていった.
「マリカあぁぁぁ」
達也はいつの間にか深い眠りについていることにきずいた.
電車内の液晶モニターを見ると神山駅と表示されていた.
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