甘い憂鬱 1

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「…で、今日は遅刻したわけだ」 教室でしーちゃんは俺が遅刻した説明をした後そう言った。 「相田くんらしいね」 こーちゃんはニッコリと笑った。 「で、その少年は何?どこの学校の制服を着てたんですか?」 …制服? 「あっ確か…」 ガラッ 「日直~」 ガタンッ 「きりーつ、気をつけ、礼」 『おはようございまーす』 「着席」 ガタンッ 「おーい、転校生を紹介するぞー」 そう、先生が言った。 みんなはざわざわしていた。 みんなの目線は教室のドア。 「多田入れー」 俺は教室のドアに釘付けだった。 .
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