甘い憂鬱 1

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自習の時間、みんなはしゃべっていて、勉強してる人はごくわずかだった。 俺はきいたちとしゃべっていた。 「…で、あの人が今日、朝会った人なんでしょ」 「そう、!!そうなの!」 「しゃべってくれば」 「えっえっなっなんで」 「あはは、だって相田くんって好きでしょ、多田くんのこと」 えっ好きなの? 「んふふ、恋でしょ」 「こっこここ恋!?」 きいが『恋』と言う。『恋』なの? 「…じゃあ、行ってこいよっ!」 しーちゃんに背中をドンと押された。 後ろを振り向くと、みんながニヤニヤ笑っていた。 あぁ~も~!! .
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