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「葵くん、死んじゃいそうだよ俺、」
葵くんと2人で飼っていた金魚の水槽を見つめる。
「葵くん、どこ行ったの?」
水槽は真っ赤で、素敵な色
ただ、金魚も赤いからたまに分からなくなる。
「あ、きいなら知ってるかな」
ははっと笑い、きいに電話をかける。
プルル…
『…はい』
「あっ、もしもしきい?」
『なんですか…、』
「葵くん知らない?まだ帰ってこないんだけど」
『はぁ!?あんた…』
きいが急にキレだした。
「ちょ、なんだよ」
『葵は死にました。』
「…は?」
(きいは何言ってんだろ)
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