序章「出逢いは頭から」

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「もういいよ、謝ったから許してあげる。 ……それに、あんたいい奴みたいだし。」 「そんなのどうして分かるんだよ……?」 まさかこんな小さな女の子に、いい奴なんて言われるとは思わなかった。 「目を見れば分かるんだよ。」 「……。」 この子は大丈夫だろうか。 その小学生程度の歳で厨二病。 この子には幸せになってほしいものだ。 「それよりあんた、名前は何ていうの?」 「ああ、自己紹介が遅れたな。 オレは『梶野 紅蓮(カジノ グレン)』だ、よろしく。」 オレはチルノに手を差し延べる。 「よろしく、紅蓮!」 チルノはその手を握り返した。 「そうだ、紅蓮は幻想郷のこと知らないんでしょ?」 「まあ……来たばかりだし、妖精がいるなんて事が信じられないくらいだからな。」 「ならあたいが案内してあげるよ!」 「……へ?」 こうして二人の旅が始まる。 To be Continue...
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