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それから1時間続いた。
「やるな……ハァハァ。」
美穂が打ってくる。
「面ー!!」
ヤバい足が……。終わったと思った時……美穂先輩の竹刀が俺の面から数㎜のとこで停まった。
「美穂先輩……どうしたんですか?」
美穂先輩は……竹刀を手から落とし……その場に座りこんだ……。
「わ、私の降参だ……。月影……君は本当に何者なの……?」
先輩は何を言ってるだ?
「先輩いきなりどうしたんですか?」
「鬼神…。」
へ?美穂先輩の声が小さくて聞き取れない。
「もう一回言って下さい。」
美穂先輩は顔を上げ再び言う。
「月影の後ろに……鬼神が……どんな頑張っても勝てるわけないよな……。」
すると皆が目を覚ます。
皆はへ?と言う顔で俺の方を見てくる。
佐伯はまだ倒れてる……たくっしょうがないな。
美穂先輩は立ち上がり面をとりながら俺達に言ってくる。
「皆、お疲れ。今日はここまで……解散!!」
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