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「あぁ、ごめんごめん自己紹介がまだだったね私の名前は佐伯美代よろしく。」
佐伯は頭を掻きながら手を差し延べて言ってきた。
「あぁ、よろしく。」
俺は手を差し延べなかったけど口だけで言った。
「佐伯、父さんの事をこれっぽっちでも言ったらお前、ようしゃなく潰すから。」
佐伯は俺の言葉に恐怖を覚えた。
「月影、部活剣道部に入るよね?」
「俺は、剣道何かもう遣らない。つーか、この学校に剣道部あるのか?」
難しい顔をしながら言った後、え?て言うような表情で疑問げに佐伯に聞いた。
「こっちが聞きたいよ。この学校、清明高校は剣道の名門校なんだよ。もしかして、知らないで入った?」
俺の目の前が真っ暗になった。
嘘…だろ?何で?何で俺は剣道から逃げられないんだ?
ちくしょっ!!母さん、俺の事嵌めたな。
「月影!?」
俺は、佐伯の声で正気に戻った。
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