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広夢にそうは言ったものの、僕は思いあたるふしが何点かあった。大雨の日の上級生とのやりとりと、雅美とはじめてデートした日、僕は知らない男といるのをみた。そして雅美が友達と会っている時も相原が別の男と会っているところを見たというのだ。雅美は「綺麗な男の子だったから覚えてたんだけど、なんかすごく悪そうな人と話てたよ。松田君の友達って聞いてたけど、松田君大丈夫なの?」僕はいいやつだよ、気にすんなとだけ雅美に答えた。   隣のクラスの生徒によると一週間ほど相原は学校にきてないとの事だった。僕は本格的に心配になり、お見舞いと、連絡事項がある事を口実に、相原宅へとむかった。
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