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       「ちゃんと参観日の事   お兄ちゃんに   言ったのかなぁ?」  「……………!   まさか!」  俺は、椅子から  立ち上がって薮先生と  視線を合わせた。  「せんせが   言ったんだろっ!?」  __バシッ!!  「いってぇ!」  今度は、頭に思い切り  教科書を当てられた。  「先生に向かってその   口のきき方ぁ!」  「うぅ…すんません…」  クラスの奴らが皆  笑ってるのに気付いて、  俺は座った。  「感謝しろよー?自慢の   お兄ちゃん呼んで   もらえてぇ」  薮先生はニヤッと  笑った。  「マジでっ!?」  「裕翔の兄ちゃん   来んのっ!?!?」  「ホントに!?」  そしてクラスの奴らが  一気に騒ぎ出した。  「うぅ…」  こうなるから…  
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