>>>1

7/23
前へ
/188ページ
次へ
       「災難だったね」  休み時間になり、  侑李と俺はすぐに走って  体育館裏に行った。  侑李は肩で息をしながら  呟いた。  俺も地面に視線を  落としたまま言った。  「ホントだよっ」  「でもまぁ…ね!   いいじゃん」  「何がっ!」  侑李は近くに座った。  「涼介君ってホントに   カッコイイよね」  「はぁ?何急に」  「いや、この間見たけど   益々カッコ良くなって…」  そうかなぁ?  得に何も変わらないと  思うんだけどな…  「まぁ、裕翔には一生   解らないだろうけど」  「えぇ?何それ」  「ふふっ。涼介君も   言ってた」  「え?侑李、涼兄と   話したの?」  
/188ページ

最初のコメントを投稿しよう!

996人が本棚に入れています
本棚に追加