>>>1

10/23
996人が本棚に入れています
本棚に追加
/188ページ
       「離れろ!/」  俺はふざけて侑李の  耳にキスをした。  「誰かに見られたら   気まずいだろーが」  「えぇ?授業中なのに   誰が見るの?」  「…ってか根本的に   ちげーだろ、   気にする所」  侑李が露骨に嫌な顔を  したから、俺は  渋々離れた。  「…あ」  「なんだよ」  「侑李、勘違いされたく   ない人でも居るんだ!」  俺の言葉に、侑李は  何も言わずに  立ち上がった。  「…解ってるよ裕翔。   君ってばホントに   ドMな変態なんだね?   早くそこに座りな…?   愛を込めて僕が直々に   殴ってやっから」  「ゆ、侑李っ   落ち着けって!」  もう毒以上の侑李の  言葉に流石に焦った。  「なんで僕が恋愛なんて   面倒な事しないと   いけないのさ」  
/188ページ

最初のコメントを投稿しよう!