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「だってもう俺ら
高校生だし！」
「…関係ない」
侑李は冷たく言うと、
俺の背中を叩いた。
「僕は近くで見ていられれば
それでいいんだ」
「…………何を？」
「…さぁね」
そう言って、口角を
上げた侑李に
不覚にもドキドキした
自分が居た。
最近の侑李はそうだ。
可愛い外見には
似合わず、カッコイイ
男らしい性格だ。
中学生の頃までは、
ホント、女の子なんじゃ
ないのかなってくらい
可愛かったのに…
やっぱ人って
変わるものだな。
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