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「ただいまぁ」
家に入り、涼兄の
スニーカーを確かめる。
綺麗に揃ったスニーカーは
俺の方を見ている。
「涼兄ー?」
いつもなら俺が
帰って来たらすぐに
来る筈なのに…
居ない…筈無いか。
鍵開いてたし。
「涼兄ー?」
リビングに入った。
「…………」
涼兄が行って来たので
あろう、スーパーの袋が
中身が入ったまま
テーブルに置いてあった。
可笑しいな…
「涼兄っ?何処っ?」
焦った。
涼兄は弟の俺から
見たって凄く
いい奴だし………
それに、俺が
小学生の時に涼兄が
ストーカーされてた事も
ホントは知ってた。
「涼兄………?」
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