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       「…またかよぉ」  玄関に入ってすぐ。  俺は、頭を抱えた。  「っー………」  目の前には、綺麗に  並んだスニーカーが  一つ…。  俺はそのスニーカーを  睨んでから髪を  グチャグチャにした。  「裕翔?帰ったの?」  リビングの方から  聞こえてきた、俺よりも  少しだけ低い声。  俺は、その声に一瞬で  立ち上がって  背筋を伸ばした。  
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